Audibleで読める自己啓発・学術書・評論ランキング100。2023年に配信開始の最新作品もピックアップ。

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今回は、Audibleで聴くことができる自己啓発本・学術書・評論の中でもおすすめの100冊を紹介します。

Audibleには40万タイトル以上の本があり、聴く本を選ぶのは大変です。

私が1年以上Audibleを使っている中で、おすすめできる本をランキング形式でまとめました。

最後まで記事を読んでいただけたらと思います。

Audibleで読むメリットは何か?

・豊富なコンテンツ: Audibleには、40万冊以上のオーディオブックが用意されており、以下に紹介するように話題のビジネス書や自己啓発本や新書も配信されています。

・高品質な朗読: Audibleのオーディオブックは、プロの声優や俳優が朗読しているものもあり、高品質な音声で楽しめます。

・再生機能: Audibleアプリをダウンロードしておけば、インターネットに接続していなくても、購入したオーディオブックを再生することができます。これにより、通勤中や旅行中など、オフラインの環境でもオーディオブックを楽しむことができます。

・その他オーディオブックの利点:忙しい方で通勤中に聴くことができる方や、紙や電子書籍だと目が疲れやすい方などにおすすめです。

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100 どこでも誰とでも働ける


どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール

AIによるビジネスの変化と人生100年時代を生きる現代において、誰もが転職やフリーランスを経験する時代になっていることを受け、あらゆるチーム・職場で使える自由に生きるための仕事術が学べます。

著者はGoogle、マッキンゼー、リクルート、楽天など12回の転職を経験し、AI以後や人生100年時代の働き方を実践してきた人物であり、その経験を基にした実践的なアドバイスが書かれています。

99 時間術大全


時間術大全――人生が本当に変わる「87の時間ワザ」

世界中で活用されている「スプリント」とは一体どんな仕事術か。

人間の「意志力」に頼らず、冷静な視点から組み立てられており、生産性向上が自己満足ではなく、自己肯定感を高めるためにも重要であることが述べられています。

テクノロジー全盛の時代において、時間をどう扱うべきかについて知ることができます。

98 戦争に外交の世界史


知略を養う 戦争と外交の世界史

人類の歴史は戦争の歴史であり、外交は戦争を防ぐための手段です。

私たちの日常でも、ケンカや仲直り、駆け引き、裏切りなどの問題が繰り返されますが、戦争と外交の歴史を学ぶことで、これらに関する解決策のヒントがきっとあるはずです。

97 ケーキの切れない非行少年たち


ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)

作者は児童精神科医が出会った少年院の非行少年たちの中には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない人々が多数存在していることに気づきます。 

また作者はこれはなにも少年院の中だけではなく、普通の学校にもそういう子供は存在し、人口の十数%を占めるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、学校や社会生活で困らないように彼らを導く超実践的なメソッドを公開することを目的とした本となっています。

96 人は悪魔に熱狂する


人は悪魔に熱狂する 悪と欲望の行動経済学

データサイエンティストの著者が解説するデータの取り扱い方についての本です。

データは嘘をつくので、データをそのまま信じてはいけないなど。新たなマーケティングの知識が手に入ります。

95 未来に先回りする思考法


未来に先回りする思考法

99.9%の人が未来を見誤る理由や、0.1%の人が未来に先回りできる思考法について述べています。

例えば、ライト兄弟が初めて飛行機を発明した際に、それを予測することができなかった多くの人々や、iPhoneやFacebookが登場した際に、それらの技術に対して批判的だった人々がいたことを紹介しています。

人間は未来を見誤るものであるが、先見性を発揮する人々は汎用的な思考体系を持っているということを説明しています。

本書では、佐藤航陽氏が自身の経験から得た、どんな状況でも未来を見通せる思考法が紹介されています。

94 エネルギーをめぐる旅


エネルギーをめぐる旅――文明の歴史と私たちの未来

エネルギーと人類の歴史をたどり、現代社会が抱える問題の本質と未来への道筋を描き出す教養書です。

火の利用や森林が技術発展を支え、古代キプロスの人々がリサイクルをしていたこと、省エネ技術がエネルギー消費を増やす場合があること、化石燃料資源の枯渇時期などのエピソードを通じて、文明の中のエネルギーについて述べれています。

また、110億人のための新しい豊かさの定義を探ることや、自然界から「ほどほど」のテンポを学ぶことなども取り上げられています。

この本は、第42回エネルギーフォーラム賞を受賞し、「卓抜した文章力、文理両分野にまたがる博覧強記、読者の好奇心を沸き立たせる構成力等々」と評価されています。

93 情報を正しく選択するための認知バイアス事典


情報を正しく選択するための認知バイアス事典

論理学、認知科学、社会心理学の3つの分野から、認知バイアスに関する20項目をそれぞれ選んで合計60項目を解説しています。

認知バイアスとは、自分の見たいものだけを見たり、自分と考えが近い人を集めたりすることで、自分の認識を歪めてしまう現象のことです。

優秀な人でも、この認知バイアスに陥ってしまうことがあり、それが失言や偏見や誤解などにつながることもあり、この本を読むことで、自分自身の認識について見直し、世界や自分の見方をアップデートすることができます。

92 ロジカル・シンキング


ロジカル・シンキング Best solution

日本人のコミュニケーション能力の低下が問題視されており、個人のコミュニケーション能力不足がビジネス社会でも指摘されていることを紹介しています。

論理的思考力や論理的表現力が欠如していることが原因であると述べ、その解決策として、コンサルティング会社であるマッキンゼーのエディターが提唱する「ロジカル・コミュニケーション」の手法を紹介しています。

その手法とは、「MECE(ミッシー)」と「So What?/Why So?」という技術を身につけることであり、これらの技術を習慣化することで、論理的思考力や論理的表現力を向上させることができるとしています。

91 スタンフォードが中高生に教えていること


スタンフォードが中高生に教えていること (SB新書)

日本人の星友啓・校長が率いるスタンフォード大学・オンライン・ハイスクールは、世界30カ国以上の生徒たちをトップ大学に輩出しています。

同校は、親や教師がやりがちな誤った常識を排除することで、才能あふれる子どもたちを育てています。

具体的には、成果や能力をほめたり、手取り足取り教えたり、評判の教材や勉強法で学ばせたりはせず、既存の枠にとらわれない独自かつ斬新な教育を実施しています。

その結果、同校は全米ベスト3の高校ランキングに選ばれ、全米の親たちが最も子どもを入れたい学校になっており、本書はそのメソッドを学ぶことができます。

90 愛着障害


愛着障害~子ども時代を引きずる人々~ (光文社新書)

人に気を遣いすぎたり、依存しやすかったり、発達障害のような特徴がある人には、愛着の問題がある可能性があります。

人は生まれるとすぐに母親に抱きつき、抱っこをすることで愛着が生まれます。抱っこやスキンシップが不足すると子どもはうまく育たず、様々な問題が生じることが述べられています。

発達心理学で扱われる愛着障害について学ぶことができます。

89 超圧縮 地球生物全史


超圧縮 地球生物全史

『銃・病原菌・鉄』の著者、ジャレド・ダイアモンド氏も絶賛する38億年の地球の生命の歴史を超圧縮して描いたサイエンス書です。

生命は数十億年間、激しい自然現象や進化と絶滅のサイクルに直面しながら生き延びてきていて、本書では、超大陸の移動や、古代の生物の様子など、地球上の生命の歴史を物語のように魅力的に語り、最新の科学的根拠に基づいています。

著者は生物学シニアエディターであり、カリフォルニア大学の元指導教授であるため、広範な知識を持っており、最前線の研究情報を元に本書を執筆しています。

88 眠れなくなるほど面白い神道の話


眠れなくなるほど面白い 図解 神道

神道の起源や日本の神様、開運神社などについて57の疑問についてわかりやすく解説したエンターテインメント雑学本です。

神道には教義がないのかや、八百万の神々の中で一番偉い神様はいないのかなどの素朴な疑問に答え、初心者でも理解しやすい内容となっています。

また、祭りを行う意味なども解説され、神社参拝を楽しむための基礎知識が身につく一冊です。

87 起業家の思考法


起業家の思考法――「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法

本書は、現代のビジネスに求められる「自分の頭で考え、実行する力」を身につける方法を紹介しています。

現代社会では、過去の成功例や全員が賛同する意見が通用しない「正解がない時代」であり、自分で意思決定し、リスクを取って事業を成長させている「起業家」に注目が高まっています。

起業家の問題発見・解決・実践の技法を紹介し、「発見力」「別解力」「実現力」「失敗力」「成長力」の5つの力を身につける方法を解説しています。

その中でも特に重要な「別解力」について、別解を生み出すためのベン図、解くべき問題を発見する「8M」、別のやり方を引き出す31のヒントも紹介されています。

86 自分を操る超集中力


自分を操る超集中力

本書は、集中力をアップさせるための18のメンタリズムを紹介しており、食事、睡眠、場所、運動、時間など、様々な要素が取り上げられています。

著者はこのメソッドによって、企業研修、多数の読書やフィットネスジム通い、海外旅行など、仕事と趣味をこなしていると述べています。

脳が集中力を保つ力である「ウィルパワー」について述べれており、この「ウィルパワー」を増やす方法や節約しながらコントロールする方法などのメソッドを学ぶことができます。

85 人を動かす


人を動かす 文庫版

相手の自尊心を傷つけずに、どうすれば人に動いてもらえるのかについて書かれています。

人間関係の原則を実例を交えて説き起こし、人に好かれる方法や自己変革を促す書籍です。

初版発行から改訂が繰り返され、現在でも通用する内容です。

著者は、経済的成功の85%は「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」によるとし、人と接する際の基本的な原則を基に、自分が重要視され、評価されていると相手に感じさせるようなスキルを教示しています。

また、相手に好かれる方法や自分の考え方に相手を引き込む方法、相手の感情を害することなく、その人の考え方を変える方法を学ぶことができます。

歴史上の人物や逸話も交えて論点が解説されていて、初版発行以来、累計で500万部以上を売り上げる歴史的ベストセラーです。

84 宇宙人と出会う前に読む本


宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス)

この本は、惑星宇宙ステーションで宇宙人と交流する地球チームのメンバーとして活動する人のための宇宙教養を身につけるためのガイドブックです。

宇宙人とのコミュニケーションに必要な科学知識や宇宙的思考法について学ぶことができます。

本書には、宇宙人が出す突拍子もない質問に答えることで学べる内容や、宇宙人との意思疎通に必要な「三種の神器」や異様なカレンダーなどの情報も含まれています。

読んだ後は「宇宙偏差値」で自分の理解度を確認できるため、宇宙人とのコミュニケーションに必要な知識を身につけるための一冊です。

83 パラダイムシフト


パラダイムシフト 新しい世界をつくる本質的な問いを議論しよう

本書は、著者であるピョートル氏が、歴史、経済、産業などの幅広い視点から、「これからの世の中」にどう向き合い、変化する時代の中でチャンスをつかむ方法を考察した1冊です。

また、21人のトップランナーに対して、コロナ前後の状況や危機をどうとらえ、どのように活かしてきたかをインタビューし、今後の伸びる領域や教育、コミュニティのあり方、日本人の強みなどについてまとめています。

読者のマインドを刺激する内容となっています。

82 13歳からの地政学


13歳からの地政学―カイゾクとの地球儀航海

「世界のしくみ」を知るために、「地政学」を学ぶ必要があることを楽しくわかりやすく学べるビジネス書です。

高校生・中学生の兄妹と年齢不詳の男性「カイゾク」の会話を通じて、「地政学」について学ぶことができます。

多くの著名人からも絶賛されており、戦争、平和、日本の行く末を知るための羅針盤となる必読書と評価されています。

81 日本一やさしくて使える会計の本


経理以外の人のための 日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)

「会計感覚」を持つことは、会社の利益を最大化するために重要です。

しかし、貸借対照表や損益計算書の言葉だけを知っていても、それを生かせていなければ意味がなく、本書は、ビジネスマンに必要な会計感覚をストーリー仕立てで丁寧に説明し、自然に身に付けることができるように書かれています。

初心者でも「そういうことだったのか!」と理解できる内容になっています。

80 目的ドリブンの思考法


戦略コンサルタントが大事にしている 目的ドリブンの思考法 【DL特典 未収録原稿&思考の地図】

この書籍は、不確実な時代に成功を収めるための「目的-目標-手段ピラミッド」と「5つの基本動作」を教える戦略コンサルタントによるものであり、ビジネスパーソンが目的を起点として考えることが重要であると述べられています。

この本は、目的を設定する方法や、目的を実行に落とし込むための5つの基本動作について説明しています。

79 夢をかなえるゾウ


夢をかなえるゾウ1

「ガネーシャ」というゾウの神様がサラリーマンの主人公のもとに現れ、関西弁で仕事に関する知識をまくしたてます。

彼は、ニュートンや孔子、ナポレオンなど、多くの偉人たちを育てたと自称しており、教えは「靴を磨く」や「募金する」といった地味なものが多いですが、少しずつ主人公に変化が現れてくるという物語になっています。

物語としても面白く、仕事に関するマインドセットなど学べることが多いです。

78 新しい地政学


新しい地政学

世界は民主主義や法の支配の後退、リベラルな国際秩序の喪失などにより、複雑なものとなっています。

日本の知性を結集し、地理と歴史から世界を理解する新しい地政学の視座を提示することが必要であり、本書では、新しい地政学の誕生とそれに伴う国際秩序の変化を研究者が明らかにしています。

トランプ大統領のアメリカ・ファースト政策や中国の軍備増強、ブレグジットなどについても地政学の観点から解説されています。

77 ひろゆき流問題解決


ひろゆき流 ずるい問題解決の技術

YouTubeやテレビなどのメディアで大活躍するひろゆきさんが、自身が得意とする問題解決力をテーマにした著書です。

上司の問題、営業やコミュニケーションの悩み、社会問題など様々な問題に対して、普通の人がためらうような”ずるい”解決策を提案しています。

著者自身がどのように問題を解決してきたかを振り返り、経験談を交えつつわかりやすく解説されています。

76 眠れなくなるほど面白い建築の話


眠れなくなるほど面白い 図解 建築の話

本書は、日本の建築についてのナゾを解決し、建築物の見方や楽しみ方を建築家の視点から図解しています。

古民家から現代建築までを、60の項目にまとめられた建築エンターテインメント本です。

理系の知識がなくても楽しめます。

75 AI vs 教科書が読めない子どもたち


AI vs. 教科書が読めない子どもたち

東ロボくんという人工知能が東京大学には入れなかったが、一方でマーチクラスの大学入試は楽勝であったということを紹介しています。

全国25,000人を対象にした読解力調査によって、人工知能が持つ限界が明らかになりますが、それよりも深刻なのは人間側の教育の問題です。

本書は、AIが進化する時代において、これからの教育に専門家が警鐘を鳴らす内容となっています。

74 20歳の自分に受けさせたい文章講義


20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社 e-SHINSHO)

自分の気持ちや考えを話すことはできても、文章で伝えることが苦手な人は、話すことと書くことは異なる行為であることを認識する必要があります。

『嫌われる勇気』でも有名な、現役ライターが15年間ものキャリアで蓄積した「話し言葉から書き言葉へ」のノウハウを提供しています。

73 ウィルス学者の責任


ウイルス学者の責任 (PHP新書)

日本の新型コロナウイルス対策は過剰であり、スポーツやコンサートの中止、飲食店の休業は必要だったのか。

ウィルスの専門家が、COVID-19から学ぶべき教訓を語り、科学研究についての持論も述べています。

72 仕事はたのしいかね


仕事は楽しいかね? (きこ書房)

仕事はあるが、なんとなく満足できない生活を送る35歳の主人公が、閉鎖された空港である老人と偶然出会います。

その老人は一晩だけの講義を開始し、主人公の仕事観を揺さぶります。

物語形式でわかりやすく、老人の話すエピソードは面白いものが多いです。

71 世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?


世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)

従来の科学的で論理的な経営手法では、現代の複雑で不安定なビジネス環境において難しくなってきています。

今は直感と感性が重要であり、コーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる画期的な論考が必要であると述べられています。

70 もしアドラーが上司だったら


もしアドラーが上司だったら

本書は、アドラー心理学を使って職場の対人関係の悩みを解決し、仕事で結果を出す方法を教えてくれます。

主人公のリョウが、上司のドラさんが与えた12の宿題を実行することで、仕事が楽しくなり、結果を出すようになっていく成長物語です。

読むだけで職場での悩みが解決し、実用的なエンターテインメント小説となっています。

また、最近は「嫌われる勇気」を実践して職場で嫌われる人が増加していて、アドラー心理学を職場で実践する難しさを説明し、その改善方法が解説されています。

69 エフォートレス思考


エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

最近、目標に向かって努力しているのにうまくいかず、疲れが取れない、何もかも大変だと感じたことはないでしょうか。

しかし、成功するためには常に頑張る必要はなく、別の方法を探すことも大切です。

そのためには、エッセンシャル思考とエフォートレス思考が役立ちます。

エッセンシャル思考は何をやるかを教えてくれ、エフォートレス思考はどのようにやるかを極める技術です。

エフォートレス思考を身につけることで、我慢が楽しくなり、最適なペースを見つけられるなど、様々な面で生活が改善されます。

エフォートレス思考は、怠惰なやり方ではなく、スマートで正しい生き方です。

68 世界一シンプルで科学的に証明された食事


世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

健康的な食事に関する情報は数多く存在しますが、それらの中でも特にエビデンスがしっかりとしたものを選び取り、本当に体に良いとされている食べ物が表にまとめられて紹介されています。

あまり食べ物に気を遣いすぎたくないが、健康でありたいと思う方におすすめの本です。

67 砂糖の世界史


砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)

この本は、砂糖という食品に焦点を当て、大航海時代、植民地主義、プランテーション、奴隷制度、三角貿易、産業革命など、近代以降の世界史の流れをダイナミックに描いています。

教科書に出てくる用語が相互につながり、歴史を生き生きとしたものにしています。世界史を学ぶ人にとって必読の書です。

66 ボクはやっと認知症のことがわかった


ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言

認知症の患者を長年見てきた医師自身が、認知症になってはじめてわかったことが記されています。

認知症の人が見ている世界、そして超高齢化社会における日本の選択についてまとめられた本です。

65 リーダーの仮面


リーダーの仮面――「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法

リーダーは部下から好かれたいという気持ちを捨てて、嫌われてもいいから利益を追求し、部下が見ていない遠くのことまで見るべきだというリーダーのあり方について述べられた本です。

この本は、「若手リーダー」に向けて、識学のメソッドを元にしたマネジメントのノウハウを伝えるものであり、初めて部下を持つ人が想定されています。

人の上に立つ立場の人であれば、誰でも気づきが得られるのではないかと思います。

64 sales is


Sales is 科学的に成果をコントロールする営業術

本書は、セールス支援会社のセレブリックスが23年間の営業データから開発した営業メソッドをまとめたもので、1100社12000商品で実績を上げた具体的なノウハウが満載です。

彼らのヒミツは、「理論で売る」ことで、トップセールスが共通して持つマインド、新規顧客に会いづらい時代でもアポを獲得する方法、営業プロセスを7分割して否定材料をなくす方法など、様々な営業メソッドを開発したことです。

本書は、営業パーソンの基本的なマインドセットから商談におけるテクニックまで、超・具体的なノウハウを紹介し、新人からベテランまで役立つ「営業版・虎の巻」となっています。

本来、顧客向けに提供されていたこのノウハウを、一般読者向けにわかりやすく噛み砕いて解説しています。

63 食べ物から学ぶ世界史


食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは? (岩波ジュニア新書)

身近な食べ物である砂糖や小麦粉を通じて、資本主義の歴史を説明し、産業革命、世界恐慌、戦争、グローバリゼーション、そして金融化の影響を考え、気候危機やパンデミックに対応するための経済的な解決策を探ることを目的とした本となっています。

62 ロジカル・プレゼンテーション


ロジカル・プレゼンテーション ― 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」

ビジネスパーソンに必要な提案の技術を解説した本です。

現場で使える論理思考とプレゼンの技法が紹介されています。欧米発のMECEなどの論理的思考法だけでなく、日本企業に合った論理思考の必要性を感じて執筆されています。

本書のコンセプトは、きちんと考えて、伝えて、初めてビジネスが動くという提案の技術であり、ビジネスの現場で役立つ内容が具体的に書かれています。

61 教育は変えられる


教育は変えられる (講談社現代新書)

現在の教育システムが限界に達していることについて述べ、教育に対する考え方を根本的に変える必要があると主張しています。

いじめや学力格差や不登校等の問題を解決するためにも、「みな同じ」から「みな違う」を前提とした教育が必要であり、それぞれの子供にカスタマイズされた特別な教育が求められています。

教育は「自立」と「共生」を目的とし、すべての人に学びの機会を確保し、一人一人が自分の道を拓けるようにすることで、みんなが共に生きられる社会を実現することが必要だと述べています。

具体的な方法については、杉並区の取り組みを紹介しています。

60 地頭力を鍛える


地頭力を鍛える

知識が豊富なことやコミュ力が高いことも頭の良さを表しますが、本書で解説される地頭力は、数学を解く能力に近く、未知の問題やまだ答えのない課題に対して解決策を発見する力のこととしています。

「地頭力」とは、単に頭がいいだけでなく、考える力のことであり、フェルミ推定という問題解決方法によって鍛えることができます。

地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」考える3つの思考力であり、好奇心、論理的思考力、直感力がそのベースとなっています。

本書では、フェルミ推定を通じて地頭力を鍛える方法や、問題解決力を必要とするビジネスパーソンや学生など、あらゆる職業の人々が「地頭力」を身に付けることができるように紹介しています。

59 ゴリラからの警告


ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」 (毎日新聞出版)

新しい価値観を生み出すために既存の枠にとらわれない方法を模索する必要があること、個人主義の中で信頼できる家族やコミュニティを構築することが重要であること、社会に耳を傾ける必要があることが述べられています。

また、人間の学習能力や行動について霊長類と比較しながら、人間の行動や社会のあり方について問い直す必要があるという主張がなされています。

58 grit やり抜く力


やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

本書は、ハーバード、オックスフォード、マッキンゼーの心理学者が、成功者の共通点は才能やIQではなく、「グリット」(やり抜く力)であることを解明し、それについて解説している本です。

「やり抜く力」を測定するテストや、伸ばす効果的な方法、環境、当たり前のこと、子どもの育て方などの内容に書かれています。

この本は、人生のあらゆる分野での成功に必要なグリットを自ら伸ばす方法や、子どもや周囲の人間のグリットを伸ばす方法を満載した珠玉の書です。

57 1分で話せ


1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

本書は、プレゼンや伝え方が苦手な人向けに書かれた本で、ヤフーアカデミアの学長であり、グロービスの講師として活躍する著者が、孫社長からも認められた伝え方の技術を紹介しています。

「話が長いと伝わらない」ということを基本に、相手に伝わる伝え方の型や結論の決め方、メンタル面など、誰でもできる方法を教えています。1分でコンパクトに伝える方法がわかります。

56 書くのがしんどい


書くのがしんどい

本書は、編集者として10年以上の経験を持つ著者が、ビジネス書を書くことが生業ではない人たちに向けて、「うまく書けない」という悩みに答えるために書かれたものです。

書くのが「しんどい」の原因を、「書くことがない」「伝わらない」「読まれない」「つまらない」「続かない」の5つに分類し、それぞれの問題を解決することで、書くのが楽しくなる方法を紹介しています。

55 論語と算盤


論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

「論語と算盤」は、資本主義の本質を見抜き、日本実業界の礎となった渋沢栄一の「利潤と道徳を調和させる」という経営哲学のエッセンスが詰まった一冊です。

現代においては、働き方や経営に対する考え方が多様化しているため、渋沢栄一という原点に帰ることが大きな意味を持つと考えらています。

日本は実業において世界に恥じない実績を上げてきましたが、その基盤となった思想を知ることが、先の見えない時代に確かな指針を与えてくれるはずです。

54 東大の先生!超わかりやすくアートを


東大の先生! 超わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください!

本書は、常識を壊して新しい考え方を身につけるために、アート思考が有効であることを紹介しています。

現代は、AIや世界的な問題などの変化が起きており、従来の常識や方法では問題解決が難しいとされています。

そこで、アート思考を通じて常識にとらわれず新しい発想を生み出し、問題解決につなげることができるとされています。

現代アートは現代社会に対する問題提起という側面もあり、アートについて考えることは頭を柔軟にすることにつながります。

本書では、アートの哲学について解説し、アートが人生にどのような役割を果たすかについても掘り下げています。

53 食欲


科学者たちが語る食欲

本書では、あらゆる生物が「タンパク質欲」を満たすために食べること、そして「糖質制限」が短命になる原因になること、ラベルの色で「健康食」と誤解していることなど、摂食の仕組みと認知の歪みについて解説しています。

シドニー大学の世界的生物学者と30年にわたる共同研究で得られた175の論文を基に、人間には「5つ」の食欲があり、最も強力なのは「タンパク質欲」であることが明らかになっています。

しかし、現代人は加工食品やスナックなどでタンパク質欲を満たすことが多く、食品メーカーもタンパク質を希釈した「超加工食品」を送り出しています。

本書では、人類が進化や文明の発展で狂ってしまった食欲を正す方法について探究しています。混迷する食世界で、私たちの体を守る叡智が詰まった食指南書と言えます。

52 ストーリーとしての競争戦略


ストーリーとしての競争戦略 Hitotsubashi Business Review Books

戦略の本質は「違いをつくって、つなげる」ことで、他社との違いによって余剰利益を生み出すことができます。

しかし、個別の違いをバラバラに打ち出すだけでは戦略にはならず、個別の要素が組み合わさり、相互に作用することで長期利益が実現されます。

優れた戦略ストーリーとは何かを学ぶことができます。

51 人類と気候の10万年史


人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス)

人類は誕生してから20万年、気候激変の時代を生き延びてきました。

過去には数度にわたる氷期・間氷期の変動があり、寒冷化や温暖化によって海面水位は100メートル以上も変動しました。

現代の温暖化予想は最大で5℃ですが、1万1600年前にはわずか数年で7℃もの急激な温暖化が起きていました。

また、縄文人が豊かな生活を営めた理由や、異常気象が何百年も続く時代があったことなどが明らかになっています。さらに、農耕が始まった本当の理由についても言及されています。

50 ジェイソン流お金の増やし方


ジェイソン流お金の増やし方

本書では、日本人がお金を貯められない理由や、簡単にできる節約、資産の増やし方、そして投資についても解説しています。

実用的な内容で、お金に関して知識をつけたい方におすすめの本となっています。

49 もしあと1年で人生が終わるとしたら


もしあと1年で人生が終わるとしたら?

医療に携わり、3500人以上の患者さんを見送ってきた著者は、人生の終わりには自分の人生を振り返ることが多いと述べます。

人は自分の人生で誇れることや後悔していることを整理し、多くの人は最終的に「良い人生だった」と納得して穏やかにこの世を去っていきます。

しかし後悔しながら亡くなる方や、心を閉ざしたまま亡くなる方も存在します。

日々忙しく過ごしていると、自分の生き方や大切なものに気づけないことが多いです。

もしあと1年で人生が終わるとしたら、自分にとって本当に大切なこととは何かを考え、悔いのない人生を送るためにおすすめの一冊です。

48 21lessons


21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫)

『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で全世界に衝撃を与えた著者が、人類の「現在」を考えるための21の問いを提起した書籍です。

「私たちはどこにいるのか。そして、どう生きるべきか」という問いに取り組んでいます。

機械学習とロボット工学の発展により、ほぼすべての種類の仕事が変化することは間違いなく、その変化の大きさはかつての産業革命の比ではないです。

AIの発展が人類にとって恩恵となる可能性はありますが、アルゴリズムに仕事を奪われることによる自由の喪失が懸念されています。

47 DIE WITH ZERO


DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール

本書は、人生を豊かに生きるためのルールを紹介したものです。

有名なアリとキリギリスの寓話から始まり、働くべきときと遊ぶべきときがあることが示されます。

人生において、働くことも遊ぶことも大切であり、多くの人がこの考えに共感するかもしれません。

しかし気をつけるべきは「いつ遊ぶ」のかです。

本書のテーマは、十分に生きることであり、経済的に豊かになるだけでなく、人生を豊かにするための方法を考える助けになり、自分の人生を最上のものにするための一冊です。

46 ファクトフルネス


FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

「ファクトフルネス」とは、データや事実に基づいて世界を理解する習慣であり、誰でも身につけることができるスキルです。

本書は、教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方をわかりやすく紹介しています。

著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすく、数式や難しい用語は出てきません。

ビル・ゲイツやバラク・オバマ元大統領などからも絶賛され、世界で200万部を売り上げた大ベストセラーです。

45 メモの魔力


メモの魔力 -The Magic of Memos- (NewsPicks Book)

本書で紹介されているメモの取り方をすることで、情報をアイデアに変えたり、自分自身を知ることができます。

抽象化思考や、アナロジー思考も学ぶことができます。

また、自分自身を知るための自己分析1000問が巻末に収録されています。

44 お金の流れでわかる世界の歴史


お金の流れでわかる世界の歴史 富、経済、権力……はこう「動いた」

本書は、お金や経済などの動きを追跡調査することで、歴史をより深く理解し、面白く見ることができるというテーマで書かれた本です。

例えば、ローマ帝国が脱税によって滅び、ナポレオンが金融破綻によって敗れたという事例を挙げ、お金の流れが歴史に与える影響を説明しています。

経済学が好きな方、歴史学が好きな方におすすめの本です。

43 Give & Take


GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代 三笠書房 電子書籍

本書は、組織心理学者の著者がビジネス成功の秘訣を紹介しています。

人に惜しみなく与える「ギバー」、真っ先に自分の利益を優先する「テイカー」、損得のバランスを考える「マッチャー」の3つのタイプについて説明し、他人に優しい人こそが成功できると主張しています。

結局のところ、成功するのは「ギバー」なのか、「テイカー」なのか、それとも「マッチャー」なのか。著者が本書内でデータを元に語っています。

また、この考え方がリーダーシップ、営業、交渉、事業の立ち上げ、昇進など、あらゆるシーンで役に立つと述べています。

42 堕落論


堕落論 (集英社文庫)

本書は、昭和初期に活躍した「無頼派」の代表的作家である、坂口安吾の評論です。現在でも賛否両論を集める過激な作品であることが特徴です。

混迷した終戦後の社会において、自分自身を偽ることなく生きることが重要であり、そのためには「堕落」こそが必要だと主張したもので、人間の本質を探求した作品として価値があるとされています。

現代を生きる私達にも通じる部分があり、哲学や政治思想や文学が好きな方におすすめの本です。

41 これからの正義の話をしよう


これからの「正義」の話をしよう ──いまを生き延びるための哲学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ハーバード大学の哲学講義「JUSTICE」は、正義をめぐる究極の難問に取り組む人気講義であり、それを書籍化したのが本書です。

「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」

この究極の質問に答えを出すことができるでしょうか。

経済危機や災害などの苦難の根底には常に正義をめぐる哲学の問題があります。

サンデル教授の問いに取り組むことで、よりよい社会の姿を見出すことができるようになります。

40 世界2.0


世界2.0 メタバースの歩き方と創り方 (幻冬舎単行本)

本書は、メタバースやweb3、NFT、AI、宇宙開発などの最新のテクノロジーについて、起業家たちが語ったものであり、これからの社会について述べられています。

メタバースは巨大企業であるGAFAが投資をする分野であり、これからますます注目の分野になると著者は主張しています。

メタバースは、「神」の民主化であり、産業革命やインターネットに続く大きな変革であるとしています。

39 自由の命運


自由の命運  国家、社会、そして狭い回廊 上

世界各地で脅かされている自由の命運を握る「狭い回廊」について論じた書籍です。

個人の自由と安全は、強力な国家があってこそ守られますが、国家が強すぎたり弱すぎると自由が失われます。

この「狭い回廊」に挟まれた国々は、社会と国家のせめぎ合いを通じて自由と繁栄を維持することができると述べています。

本書は、古代ギリシアから現代中国までの豊富な歴史研究をもとに、自由を保ち「狭い回廊」内に留まる方策を論じた傑作です。

38 ネオサピエンス


ネオサピエンス 回避型人類の登場 (文春e-book)

現在、人類はIT革命によって生物学的な進化を経験しており、回避型愛着を示す人々が増加しています。

彼らの特徴としては、単独生活、性的関心の欠如、子育てへの無関心、集団嫌悪、物より情報を好む、ルールと統制を重視する、急激な行動、依存症や刺激中毒、自殺衝動、死を悲しまないことが挙げられます。

回避型愛着の人々が共感型の旧人類の数を上回ったとき、未来に何が起こるかが不明だが、臨床医が進化論を取り入れた最先端の未来レポートを展開します。

37 LIFE SHIFT


LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 LIFE SHIFT

本書は、長寿社会において、人生のあり方や働き方、結婚や子育てなど全てが変化していくことを説明し、100歳時代の生き方の戦略的設計書を提供しています。

新しいステージとして、エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカーが登場し、お金だけでなく、スキルや知識、健康、アイデンティティなどの無形資産も重要であることが強調されています。

また、結婚相手を慎重に選び、個人と企業の間での激しい争いや役割の調整が必要であることも述べられていて、教育機関、企業、政府が直面する課題も考察されています。

36 超雑談力


超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける【弱点に合わせて読む場所がわかる!特設ページ付き!】 ( 五百田達成の話し方シリーズ ) (Discover Next D)

雑談は多くの人が苦手とするため、雑談力を身につけることは重要です。

雑談は感情の交換という目的のために行われていて、普通の会話とは異なります。

本書には、簡単なコツやNG例とOK例がまとめられており、実践することで、大事な相手とも気詰まりなく話せるようになり、話が盛り上がるようになります。

7つのルールや場面別のコツも記載されているため、明日から使える一冊となっています。

35 眠れなくなるほど面白いカラスの話


眠れなくなるほど面白い 図解 カラスの話: 明日からカラスが怖くなくなる!?身近な鳥の不思議と魅力を大解説

本書は、カラスの生態や魅力を紹介するものです。

都会に住む人にとっても、身近な生物であるカラスは一体どんな生態をしているのか、詳しく解説されています。

カラスは古くから人間の近くにいて、神やイタズラもの、もしくは不吉なものとして伝承されてきました。

現代ではゴミを漁るなど、迷惑行為のイメージがあるかもしれません。

しかし、カラスのことを知ることで、彼らに対する不安や怖れは薄れるでしょう。

カラスは賢く、面白いことをたくさんします。読後はカラスの見え方が変わるかもしれません。

34 失敗の科学


失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織

「同じ過ちを繰り返す」という言葉通り、医療、航空、企業、スポーツなど様々な業界で失敗が起こり、その構造が改善されない理由をオックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが解き明かすという、22カ国でベストセラーとなっている本です。

具体的な例として、「10人に1人が医療ミス」の実態が改善されないこと、また燃料切れで墜落したパイロットは警告を「無視」すること、検察はDNA鑑定で無実でも「有罪」と主張することなどの事例が挙げられています。

33 映画を早送りで観る人たち


映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~ (光文社新書)

本書は、なぜ人々が映画を早送り再生しながら観るのか、その目的が何であるのか、そしてそれが作品を味わうことにつながるのかについての大きな疑問と違和感を提起しています。

調査を通じて、この視聴スタイルがこの社会を覆っている切実さについて明らかにするとともに、映像や出版コンテンツが現在どのように受容されているのかを探求します。

サブスクリプションの登場や娯楽の多様化やその他にも様々な要因が挙げられています。

32 超入門 失敗の本質


「超」入門 失敗の本質

『失敗の本質』という古典書籍が再び注目されており、日本が震災や原発事故、不祥事、都政の曖昧な意思決定、リスク管理のずさんさなど同じ過ちを繰り返している原因が、日本的組織の病魔にあると指摘されています。

『失敗の本質』は、大東亜戦争において、米軍より物量や技術面で劣っていたのではなく、日本的な組織の持つ構造的・精神的な特性こそが最大の敗因であることを明らかにした本です。

この日本的な組織の特性は、戦後の日本企業にも無批判に継承され、凋落と衰退の要因となっています。

若手戦略コンサルタントが23のポイントに整理して、日本軍と日本企業が直面する「共通の構造」を、普通のビジネスマンでも理解できるようにやさしくまとめた本であり、組織再生、日本再生へのヒントが満載です。

31 サイコロジーオブマネー


サイコロジー・オブ・マネー――一生お金に困らない「富」のマインドセット

本書は、個人の経験や世界観、エゴ、プライド、マーケティング、奇妙なインセンティブなどが、お金、投資、ビジネスにおける判断に影響を与えることを示し、富を築けない「貧乏マインド」から抜け出すための一冊です。

19のストーリーから、「目的のない貯金」の価値が高いこと、人の投資判断が「いつ、どこで生まれたか」に影響を受けること、ウォーレン・バフェットの純資産の95%以上が65歳以降に得られたこと、投資の成否を決めるのは「全体の1%以下」の行動など、お金、投資、ビジネスとの付き合い方を根本から変えるシンプルな方法を提供しています。

FIRE(早期リタイア)を目指す人、投資で資産を築きたい人、不安のない老後を過ごしたい人などにおすすめの本です。

30 22世紀の民主主義


22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる (SB新書)

本書は、若者が単に選挙に参加するだけでは、日本が変わることはないと主張されていて、それよりも、政治参加や民主主義のルールを変えることが必要だと説かれています。

21世紀の日本において、より大きな問題に目を向けるよう呼びかけ、22世紀に向けた社会の変革を目指す書籍となっています。

29 好きをお金に変える心理学


「好き」を「お金」に変える心理学 (PHP文庫)

本書は、お金の悩みから解放され、自由な生き方を手に入れるための方法を解説した本です。

自分が好きなことにお金を集中して使い、収入を増やすことで、お金の無限ループを回すことができます。

無限ループを回す4つのステップや、好きなことをマネタイズする方法、お金を生み出すための17の新常識などが紹介されています。

28 現代経済学の直感的方法


現代経済学の直観的方法

本書は、現代の世界情勢が急速に変化する中で、文系・理系問わず、経済について知らなければならないことを理解するために、物理数学の直観的な手法を用いた経済書です。

資本主義の本質やインフレ・デフレのメカニズム、貿易の拡大理由、ケインズ経済学、貨幣の本質、ドルの強さの理由、仮想通貨やブロックチェーンについて説明し、資本主義社会の最大の問題点とその解決のヒントについても触れています。

現代資本主義社会の本質や問題、そして将来を理解するために、誰にでも読んでほしい書籍です。

27 武器になる哲学


武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

本書は、哲学をビジネスに応用する方法について説明しています。

第1章では「人」、第2章では「組織」、第3章では「社会」、第4章では「思考」に関するキーコンセプトを紹介し、哲学を用いることで、人や組織の行動を理解し、思考の落とし穴に陥らないようにすることができると述べています。

ビジネスに役立つ哲学について学べます。

26 奇跡の社会科学


奇跡の社会科学 現代の問題を解決しうる名著の知恵 (PHP新書)

社会科学は、政治学、経済学、社会学、人類学、国際関係論などを含む社会について研究する学問であり、古典的な著作を読み返すことが現代に役立ちます。 

物理学や生物学などの分野では、現代はどんどん研究が進み、過去の偉人よりも教科書で学んだ私達のほうがより多くのことを知っています。 

しかし社会学はそれらと異なり、偉人がその時代の社会を鋭い洞察力で観察して書き上げた古典は、現代社会に生きる私達にもたくさんのことを教えてくれます。

本書では、マックス・ウェーバー、エドマンド・バーク、アレクシス・ド・トクヴィル、カール・ポランニー、エミール・デュルケーム、E・H・カー、ニコロ・マキアヴェッリ、J・M・ケインズなどの著作を取り上げ、社会科学の知見を明快に解説します。

これらの古典の知恵を知ることで、現代社会を理解し、失敗を避けることができると述べています。

25 自省録


マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫)

『自省録』は、紀元2世紀に生きたローマ皇帝マルクス・アウレリウスによる「内省ノート」です。

2000年間読みつがれてきた名著です。

彼は古代ギリシャに始まるストア派哲学の最後の哲学者とされていて、就寝前の瞑想を通じて、一日の振り返りを行い、自問自答し、本書を書き上げたとされています。

「自然に従って生きよ」「目を覚まして現実を見よ」などの言葉が並び、古代ローマ皇帝の胸の内を垣間見ることができ、人間の弱さやそれに負けずに生きることの大切さなどを学ぶことができます。

24 この社会で戦う君に知の世界地図


この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう 池上彰教授の東工大講義 世界篇 (文春文庫)

本書は、東工大教授である池上彰氏が、よい会社と悪い経営者の見分け方からお金と幸福の関係まで、幅広い社会的テーマを扱っており、「教養」という鎧を身につけるための講義を提供しています。

東工大で実際に行われた15回の講義内容を元にしており、歴史的事実とその裏事情にも触れていて、教養が身につく一冊です。

23 神メンタル


神メンタル 「心が強い人」の人生は思い通り

本書は、強いメンタルを科学的に作り出す方法を紹介しています。

人生の9割がメンタルで決まるという事実を知り、成功するためのメンタルを作ることが重要であると述べられています。

起業家の月収を短期間で最低100万円以上にする成功確率が90%以上のプログラムを紹介しており、多くの人が自分自身が幸せだと感じる毎日を過ごすための手助けになるはずです。

22 眠れなくなるほど面白い社会心理学


眠れなくなるほど面白い 図解 社会心理学

本書は、社会心理学について、個人同士の関係や社会との関係をテーマにした内容であり、職場や社会のあり方など身近なテーマにも触れています。

多くの心理実験の結果を元に、人が集団になったときにどういう心理になるのかをわかりやすく解説されています。

また、心理学全般の内容を含めた解説もあり、集団や社会の中での個人や対人関係を心理学的に解釈するための一冊です。

21 具体抽象トレーニング


「具体⇔抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 (PHPビジネス新書)

本書は、具体的なものと抽象的なものを行き来する思考法「具体⇔抽象」について解説し、問題を用意してトレーニングすることで、発想力の向上やコミュニケーションギャップの解消に役立つと紹介しています。

具体⇔抽象の基本動作から実践的な応用までカバーしており、問題を解くことで自分の頭で考える力がアップします。

発想力を鍛えたい方、人にわかりやすく説明できるようになりたい方などにおすすめです。

20 アウトプット大全


学びを結果に変えるアウトプット大全

本書は、脳科学に裏付けられたアウトプット術を紹介しており、伝え方、書き方について具体的なアドバイスが記載されています。

著者はメルマガ、Facebook、YouTubeなどを毎日更新し、さらに執筆や講演を行っています。

それらのアウトプットの経験をもとに書かれています。

以下の5つの章に分かれており、それぞれアウトプットの基本法則、伝わる話し方、書き方、行動力、アウトプット力を高めるトレーニング法について解説されています。

19 マインドコントロール


マインド・コントロール 増補改訂版 (文春新書)

本書は、現代社会において様々な場面でマインド・コントロールが横行していることを説明し、カルト集団やブラック企業だけでなく、一般的な組織や団体でも使用されています。

外部から遮断された小さな環境や、一つの目的のために視野狭窄を作り出すことなどがテロリストやヤクザの鉄砲玉たちに共通する特徴です。

スポーツクラブや学習塾で、狭い価値観の中で、プロスポーツ選手や難関校に憧れさせられるのも近い現象です。

マインドコントロールの技術を悪用された場合の危険性を知ることが、21世紀を生き抜く上で重要であると述べられています。

18 同調圧力の正体


同調圧力の正体 (PHP新書)

本書は、和の精神が同調圧力に変わり、日本の美徳が見えない暴力になる理由を探ります。

同調圧力が起こる背景やメカニズム、歴史的な功罪を分析し、SNSの出現で新たに登場した「大衆型同調圧力」についても言及します。

同調圧力には、上司や年上から受ける縦の同調圧力と、友人や同僚から受ける横の同調圧力が存在し、近年では縦の同調圧力は弱まってますが、横の同調圧力が強くなっています。

同調圧力が引き起こすイジメ、パワハラ、不祥事、誹謗中傷などの問題を防ぐ仕組みや対処法についても考えます。

この本は、息苦しい日々に光明をもたらす「希望の1冊」です。

17 道は開ける


道は開ける 文庫版

本書は、世界中で300万部を売り上げたベストセラーであり、不安や悩みを解決するための具体的かつ説得力のある方法が綴られた不朽の名著です。

『人を動かす』と並び、カーネギーの代表作の一つであり、誰もが直面する悩みの原因を客観的に自己分析し、心の持ちようや習慣を改め、具体的かつ実践的に解決する方法が提供されています。

苦悩する人々を救い、自己変革と行動に向けた勇気を与え、新しい人生を切り開くための必読の書であり、1944年以来、折々に改訂が施され、現在の公式版となっています。

16 無と意識の人類史


無と意識の人類史: 私たちはどこへ向かうのか

本書は、新型コロナウイルス、気候変動、グローバル資本主義などが引き起こす問題に対して、人類は「拡大・成長」と「不老不死」の夢を追い続けるのかどうか、私達は問われています。

現在、地球規模での「第三の定常化」時代に向かいつつあり、これまでの人類が「無」をどう捉えてきたかを振り返り、世界観、生命観、死生観の在り方を問い直す必要性を述べています。

また、人口減少・定常型社会の社会保障、コミュニティ、死生観、哲学など、多岐にわたる研究や発言を行ってきた第一人者による、人類史への気宇壮大なアプローチが取り上げられています。

人類の歴史において、狩猟採集社会や農耕社会の発展が資源・環境的な制約にぶつかった際、それぞれ「心のビックバン」や「精神革命」という大きな意識転換を生み出し、新たな生存や創造の道を模索してきたことを指摘し、現代も同様の転換を図る必要があると述べています。

15 0秒思考


ゼロ秒思考

マッキンゼーで14年間活躍した著者による、頭と心を鍛えるためのトレーニングが紹介された書籍です。

この独自メソッドは、「メモ書き」による思考と感情の言語化をトレーニングすることで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心も鍛えられるというものです。

本書はそのトレーニングの方法を詳細に解説し、著者の考える思考の質とスピードの到達点、「ゼロ秒思考」への道を紹介しています。

トレーニングは、A4の紙に1件1ページ書き、毎日10ページ書いてフォルダに投げ込み、瞬時に整理するというものであり、紙とペンですぐに始めることができます。

14 面白くて眠れなくなる植物学


面白くて眠れなくなる植物学

本書は、『身近な雑草の愉快な生きかた』の著者による、植物に関する不思議な生態を扱った一冊です。

植物の生態には謎が多く、植物がどのように成長するかや、花は誰のために咲くのか、植物の毒の魅力などについて紹介されています。

木の大きさの限界や種子の秘密、トウモロコシの謎、オスとメスの木など、さまざまなトピックが含まれています。

13 ビジネスの未来


ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す

本書の著者は、ビジネスが歴史的使命を終えつつあると考え、現代社会が「高原社会」と呼ばれる段階にあると主張しています。

高原社会における課題は、経済にヒューマニティを取り戻すことであり、それを実現するためには人間性に根ざした労働と消費が必要であり、社会基盤のアップデートが求められるとしています。

筆者は、人間が人間らしく生きるために必要な社会システムについて考え続け、それを実現するためのアプローチを提唱しています。

12 ゼロ


ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

本書は、堀江貴文氏の経験を通じて、失敗してもゼロから再スタートできることや、一歩踏み出すことの大切さが語られています。

堀江氏は逮捕され、すべてを失いながらも希望を捨てずに前に進んでおり、再びゼロからスタートすることでありのままの心で働くことの意味や、そこから生まれる希望について語っています。

読んだあと、働きたいという気持ちが湧いてきます。

11 サピエンス全史


サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福

本書は、イスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリによって書かれた書籍で、人類の歴史を総合的に取り扱っています。

人類が誕生してから現代までの進化や歴史、文化、科学、宗教、政治など、幅広いテーマを扱っています。

人類の誕生から現代までを、認知革命、農業革命、科学革命という3つの革命によって分けて、それぞれの革命が人類の進化に与えた影響や、人類が抱える問題点などを分析しています。

また、ハラリは人類の進化を促した要因として「虚構の力」を強調し、貨幣、国家、宗教、企業などの架空の概念が、人類を文明化し、他の動物から際立つようになったと主張しています。

本書は、歴史学だけでなく、哲学や社会学、人類学、進化生物学などの多様な分野を取り込んでおり、読者に大きなインスピレーションを与え、人類の未来について深く考えさせる内容となっています。

10 嫌われる勇気


嫌われる勇気

本書は、心理学者アルフレッド・アドラーの思想を平易かつドラマチックに伝えるため、哲学者と青年の対話篇形式で書かれています。

アドラー心理学は、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示しています。

著者は、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏とライターの古賀史健氏であり、対人関係に悩むすべての人に向けた「まったくあたらしい古典」となっています。

9 ORIGINALS


ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代 ( )

本書は、「独創性は自分自身の中にある」というメッセージを伝え、普通の人が流れに逆らってオリジナルな何かを実現するためのヒントを提供しています。

可能性の高いアイデアに対して否定的な意見を出される理由や、トゲのある上司の方が良い理由など、実例を交えて様々なアドバイスが含まれています。

また、成功するためには、リスクを回避しようとする普通の人々が抱く不安や恐怖に逆らって行動することが必要であると述べています。

8 その悩み、すでに哲学者が答えを


その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

人類共通の悩みである「将来が不安」「お金がほしい」「死ぬのが怖い」に対し、哲学者たちは答えを出してきました。

アリストテレスは将来の不安に対する答えを、アンリ・ベルクソンは時間の不足に対する答えを、マックス・ウェーバーはお金持ちになりたいという悩みに対する答えを出しています。

この本は平易な言葉で哲学を学び、悩みを解決する1冊となっています。

7 世界を変えた10冊の本


世界を変えた10冊の本

本書は、『アンネの日記』、『コーラン』、『種の起源』、ケインズ、フリードマンなど、世界に大きな影響を与えた10冊の本について、その内容と歴史的意義をわかりやすく紹介しています。

また、『聖書』や『資本論』など、これらの本が現代社会に与えた影響や、世界で起きている問題の源泉についても説明しています。

取り上げられている十冊は、実際に読むとなると大変な古典が多いですが、本書ではわかりやすく解説されているので、教養を身につけたい方におすすめの本です。

6 なぜあなたの仕事は終わらないのか


なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である

本書の著者である中島聡氏は、元マイクロソフトのプログラマーであり、ドラッグ&ドロップやダブルクリックなどの概念を生み出した伝説的な人物です。

中島氏は多忙なプログラマーの世界で活躍し、一度も納期に遅れたことがないと評価されています。

彼がどのようにして締め切りを守りつつ、世界を変える発明をすることができたのかについて、本書は彼の思考に焦点を当てています。

この思考を身につけることで、楽しく充実した未来が訪れると紹介しています。

5 銃・鉄・病原菌


銃・病原菌・鉄 上巻

本書は、なぜ五つの大陸で人々が異なる発展を遂げてきたのか、世界の富と権力が偏在するようになった理由、そして人類の歴史を動かしてきたものについて、歴史学や考古学だけでなく、分子生物学、進化生物学、地理学、文化人類学、言語学、宗教学など、多くの学問領域の最新の知見を駆使して明らかにします。

この書籍によって、まったく新しい人類史像が明らかになり、知的興奮を呼び起こすことができます。

ピュリッツァー賞やコスモス国際賞を受賞し、朝日新聞が選んだ「ゼロ年代の50冊」の第1位に選ばれています。

人類の発展において、農業や家畜などが果たした役割や、タイトルの銃、鉄、病原菌が歴史にどう関わったかについて解説されています。

ボリュームがあり、読み切るには時間がかかりますが、とても勉強になりますのでおすすめです。

4 イシューから始めよ


イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

本書は、12年経っても読者が増え続ける不朽の一冊であり、イシュー(2つ以上の集団の間で決着のついていない問題かつ根本に関わるもの)に着目することで、本当に価値のある仕事をすることができるという内容を扱っています。

問題解決には段階的な手順がありますが、どの問題を解決するべきなのか、根本的なことに注目したのがこの一冊です。

生産性の高い人たちが共通して持っている知的生産の手法が説明されています。

コンサルタント、研究者、マーケター、プランナーなどのプロフェッショナルのための思考術であり、脳科学、戦略コンサル、ヤフーのトリプルキャリアによる究極の問題設定&解決法を提供しています。

3 世界史の構造的理解


世界史の構造的理解 現代の「見えない皇帝」と日本の武器

本書は、世界史を学ぶ際にはまず「みるべき未来」を定めることが重要であり、古典の予言を物理学的に抽象化し、未来に延長して考えることを提案しています。

また、歴史上の覇権の構造を見抜き、世界史をその構造で捉えることを提唱しており、イスラム文明が西欧に敗れた原因として、微積分学を受け入れなかったことを指摘し、科学上の発見が当時の思想や社会科学の新たな概念の創出に影響を与えた可能性を示唆しています。

理数系集団が新しいものを生み出し、文系集団の中の一部がそれを理解し、他の文系集団に広めるなどの歴史の構造的な解説がされています。

日本が本当の意味で他国から尊敬されるためには、理数系集団の力を強くするべきではないかという主張もされています。

長沼氏の歴史観は「文明の理数系史観」とも呼ばれ、俯瞰的に世界史を把握するための指針を提供しています。

歴史や政治が好きな方や、理数系の方にもおすすめの本です。

2 アナロジー思考


アナロジー思考

アナロジー思考とは、異なる二種間で類似性を発見し、別の分野でそれを応用する思考法のことです。

アナロジー思考を磨くことで、発想力が鍛えられたり、頭の回転が速くなったり、初めてやることでも習得スピードが早くなるなどの効用があるとされています。

アナロジーは深淵な課題であり、哲学者や数学者が取り組んできたテーマです。

戦略思考、仮説思考、フレームワーク思考、ラテラルシンキングなど、あらゆる思考は「アナロジー」から始まると述べられています。

1 ホモ・デウス


ホモ・デウス 上 テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 (河出文庫)

本書は、人類の過去から現在、そして未来にわたる進化を分析しています。

ハラリ氏は、人類の進化が、最初の農業革命から現代社会までの数千年間の歴史を通じてどのように進化してきたかを説明し、その進化が未来の社会や技術の進歩にどのように影響を与えるかについても論じています。

情報技術や人工知能、バイオテクノロジーといった近代科学技術の進歩が、人類にとってどのような意味を持つのかについても論じており、人類が進むべき未来についての予測を詳細に述べています。

全体的に、本書は、サピエンスという種が、自己の創造物によってどのように変化し、自分たちが自己の運命を形成するために、今後どのような道を選択すべきかという問題を提供しています。

おわりに

このブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

この記事を読むのに時間を割いてくださったことは、私にとって大きな励みになります。

これからも、より良いコンテンツを提供できるよう、努力してまいります。

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